北欧を代表する建築家であり、家具デザイナーでもあるアルヴァ・アアルト。アルヴァ・アアルトの歴史や人柄、また、最大の功績である「L-レッグ」という技法を紹介。アルヴァ・アアルトの家具は、モダンな北欧家具を提供するSNORK MODERN AND CONTEMPORARYから。
キャリア初期には装飾的な様式である北欧古典主義を用いた設計をしていたが、新婚旅行で訪れたヨーロッパに刺激を受け、モダニズム(近代建築)へと変化していった。また、1人目の妻であるアイノ・アアルトの色彩豊かなデザインは夫にも影響を与えたとされ、今改めてその功績が注目されている。
もともと建築家であったアルヴァ・アアルトだが、「建築物は家具と補い合うことで初めて完成する」という考えから、自身の建築空間へ収めるための家具や照明などのデザインも手がけるようになる。この家具や照明は後に製品化もされ、フィンランドデザインを広く世界に知らしめることとなった。
彼の建築家としての評価は高く、建築家として他の多くの建築家に影響を与えた。また、Artekという家具会社を営みながら、量産の可能性を追求し続け、曲げ木技術やパーツのスタンダード化などを積極的に進めた。
また、彼は「そこに住む人・それを使う人」の立場で設計することを心がけていた。結核患者の診療所の設計を手がけた際には、診療所本位の設計ではなく、患者本位の視点から設計にあたった。自然の光や風を感じられる大きな窓を配置したり、寒さ対策のために換気や暖房システムを独自に作りあげたりと、人に配慮した建築を実現した。
常に自然を大切にしていたアルヴァ・アアルト。その場所の自然を最大限に生かしたつくりでフィンランド人の性質や思いに寄り添っていた。彼は「形には中身が伴っていなければいけないし、中身は自然に繋がっていなければいけない」という言葉を残しており、それほど自然を取り入れた設計を重んじていたことが伺える。
アルヴァ・アアルトが手掛けた北欧家具は、シンプルな造形美でいつの時代にも通じる普遍性と創造性が宿っている。
アルヴァ・アアルトが30年代初期頃までに手がけた家具の多くは、金属製のキャンティレバー構造のもの等、バウハウスの影響が色濃く見られ、木製家具においては直線的なデザインのものが多く見てとれる。
時代の変化に伴い、良いものを広く一般にも普及させたいとの想いから、家具の量産が必要であると考えるようになっていたアアルトは、オットー・コルホネンと共に「L-レッグ」と呼ばれる曲げ木技術の研究に取り組んだ。
アアルト最大の発明であるL-レッグ。彼がデザインした北欧家具には、フィンランド産の無垢のバーチ材が使われている。そのままでは曲げることが困難な無垢材にスリットを入れ、複数枚の薄いベニヤ板を挟み圧力を加えることで木を曲げる技術を確立した。
これにより、バーチ材の無垢の素材感を残したまま強度もあり、さらに機能性を持ちあわせたモダン家具の量産を可能にした。アアルトの代表作ともいえる「スツール60」の脚部にもこの手法が取り入れられており、チェアやテーブルの脚部に共通の部材を流用することで様々な形やサイズのバリエーションを可能とした。
モダンで洗練された北欧家具。SNORK MODERN AND CONTEMPORARYでは、アルヴァ・アアルトがデザインした北欧家具を取り揃えています。ヴィンテージの北欧家具をお探しでしたら、ぜひSNORK MODERN AND CONTEMPORARYへ。
会社名 | 株式会社 KARHU |
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店舗名 | SNORK MODERN AND CONTEMPORARY |
責任者 | 小山泰之 |
住所 | 〒409-2102 山梨県南巨摩郡南部町福士15724 |
電話番号 | 0556-64-8130 |
メールアドレス | info@snork-mc.com |
URL | http://snork-mc.com/ |
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