デンマークの家具

北欧ヴィンテージ家具と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、デンマークの家具ではないだろうか。一般にデンマーク家具と聞いて思い浮かべる家具は、1940年代～60年代の約30年という限られた期間にデザインされたものがほとんど。デンマークの家具は、機能性や実用性を重視している。いかに機能や性能が発揮できるかを検証した結果、その能力が最大限に活かされるデザインに仕上げている。

1900年初頭の北欧では、貴族向けの大きな家具が主流になっていた。1940年代に生活協同組合が国民を豊かにする目的で、「高い質、買いやすい価格、高い機能やデザインを」と掲げた家具を製造したところから、現在のようなシンプルなデザインの家具が製造されるようになった。家の中で過ごすことの多いデンマークの気候にあわせて、シンプルかつモダンなものが多い。またモノを大切に使う精神から親から子へ子から孫へと代々受け継がれていく家具もある。デンマークのヴィンテージ家具は素材、デザイン、技、どれも質が高く気品が感じられる。良品を好む日本人の気質に合致している事もあり日本でも北欧家具の代名詞となっている。

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