イルマリ・タピオヴァーラの生い立ち

• 1914年、フィンランドのハメーンリンナに生まれる。
• 1937年、ヘルシンキ大学にて、芸術と家具デザインを学ぶ。
• 1938年、フランス・パリのル・コルビュジエの下で経験を積み、フィンランドのラハティにある、大手家具メーカーのアートディレクターに就任。
• 1946年、ドムス・アカデミカのプロジェクトを成功に導き、その名を広めて代表作となる「ドムスチェア」を生み出す。

イルマリ・タピオヴァーラの代表作

イルマリ・タピオヴァーラの代表作であるドムスチェア。ドムスチェアは「成形合板」の加工技術を用いたスタッキング可能な椅子。ゆるやかにカーブした背もたれと、なめらかな曲面の座面は当時の最新技術である三次元成型合板により実現。これまでの二次元成型合板に比べて柔らかで快適な座り心地を生み出している。イルマリ・タピオヴァーラは、アアルト、コルビジェ、ミースと錚々たるモダニストの元で経験を積み国際的な感覚を培っており、彼が手がけたチェアやテーブルなどの家具は、他に類を見ないプリミティブで独特な造形でありながらも独自性と普遍性とが共存した不思議な魅力に溢れている。

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カイ・フランクの生い立ち

• 1911年、旧フィンランド領で現在はロシア領のヴィボルグで生まれる。
• 1932年、フィンランドの首都・ヘルシンキにある美術工芸大学で家具デザインを学ぶ。
• 1938年、テキスタイルデザイナーとして活躍。
• 1946年、ARABIA社の陶磁器デザイナーを経て、イッタラ社のガラスデザイナーに就任。
• 1950年、ヌータヤルヴィ社のアートディレクターに就任。
• 1953年、代表作となるキルタシリーズを発表。

カイ・フランクのデザイン

「フィンランドデザインの良心」と呼ばれるカイ・フランク。これまでのテーブルウェアの常識を変え、その類稀なデザインセンスで高品質な製品を手頃な価格で提供し広く普及させることに成功。カイ・フランクが手がけたプロダクトは幾何学形態をベースにしたデザインが特徴で無駄な装飾がなくシンプルで美しい。